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2025年11月に行われた国会答弁。
初の女性首相として世界からも注目を集める高市首相が、”台湾有事”に関する発言をしました。
各国のメディアはこれを報道し、今後の
日中関係悪化
を懸念する声が上がっています。
一方、当事者である台湾は、このことをどのように受け止めているのでしょうか?
台湾メディアでは賛成・否定派も含め、様々な意見が報じられています。
今回は、メディアで報道されている内容を中心に
・有識者の分析
・一般人の声
など、詳しく調べていきます。
高市発言:問題となった経緯

2025年11月7日に行われた衆院予算委員会。
高市首相は台湾有事に関して、
『台湾周辺で中国が軍艦で封鎖を行った場合、”生存を脅かす事態”に該当し得る』
という内容の発言をしました。
これに対し、中国は強く反発。
発言撤回を求め制裁措置を講じ始めました。
「高市発言 そもそも何が起きているのか?」についてはこちらを参考に⇩⇩
台湾ではどう受け止められた?
日中対立の騒動に巻き込まれる形となった台湾。

台湾社会の中でも、様々な意見が飛び交っているようです。
中国の時事を日本国内向けに報道するニュースサイト「レコードチャイナ」。
台湾メディア「自由時報」が次のような記事を報道したと紹介しています。⇩⇩
台湾メディアの自由時報は17日、
引用元:https://www.recordchina.co.jp/
「中国の小粉紅(ピンクちゃん。愛国主義的な若者)が集団で精神崩壊を起こし、高市早苗首相をたたいている」
と報じた。
他にも、好意的な意見が上がっていると報道。
高市氏の台湾有事をめぐる発言が『小粉紅』たちの精神を次々崩壊させ、
引用元:https://www.recordchina.co.jp/
日中関係を氷点下にまで落とした。
(中略)
台湾の中には
「日本旅行の絶好のタイミングが来た」
と歓喜の声を上げる人もいると紹介した。
中国が日本渡航自粛を呼びかける中、台湾では
「今が日本旅行のベストタイミング」
との見方があるようです。
台湾メディア ”フォーカス台湾”の見解

台湾の国営通信社である中央通訊社が提供する
ニュースサイト『フォーカス台湾』。
国会答弁に対する台湾の反応を次のように紹介しています⇩⇩
11月7日の国会予算委員会の会合で、
引用元:https://focustaiwan.tw/
高市は「生存を脅かす状況」に該当する可能性のある状況について、
日本がこれまでで最も具体的な公的説明と見なしたもの
を示した。
これは自衛隊(JSDF)が2015年の治安法の下で行動できる法的閾値である。
わかりやすくまとめると、
「最も具体的な公的説明」
日本が軍事介入するレベルを明確化した
ということになります。
軍艦による台湾封鎖
➡ 日本の介入がありうるレベル
民間船による嫌がらせ封鎖
➡ 介入の基準ではない
という線引きをした、と言及。
ここで大事なのは、
「台湾有事なら必ず介入」
と断言しているわけではない。
「介入はケースバイケース」
であると強調。
というポイントを押さえた分析です。
続いて、台湾の専門家による考察についてご紹介します⇩⇩
国際法学者:宋承恩氏の分析

台湾の国際法学者である宋承恩氏は
”中国が高市首相の発言を意図的に歪めている”
と指摘しています。⇩⇩
台湾国家安全研究所理事の宋承恩氏は、
「中国は明らかに高市の発言を意図的に大げさに扱った」
と述べた。彼は二つの意図的な歪曲が働いていると述べた。
まず、北京は高市の回答が日本の「生存を脅かす状況」に関する法的基準に関するものであり、
台湾防衛のコミットメントではないことを無視した。第二に、自衛隊が主に日米同盟のもとで駐日米軍を支援するためだけに行動し、台湾のために戦うためではないことを明記していませんでした。
「これは中国が意図的にこれを外交危機にエスカレートさせようと計算していたことを示唆している」
引用元:https://focustaiwan.tw/
とソンは述べた。
要点をまとめると、
中国は高市発言を大げさに扱い、歪めている
と発言。
- 歪曲①
- 【中国の主張】⇒ 日本は台湾防衛を宣言した
- 【事実】⇒ 日本は武力行使できる法的基準を示しただけ
- 歪曲②
- 【中国の主張】⇒ 日本は台湾のために戦うと言っている
- 【事実】⇒ 台湾のために戦うのではなく、米軍支援の可能性を示唆しただけ
要するに、
”中国は話を膨らませて意図的に外交危機に発展させようとしている”
と述べています。
では、台湾世論の反応はどうなのでしょうか?
台湾メディアで報道されている世論の反応についても調べてみました⇩⇩
台湾社会で報道されている様々な意見
台湾で発行される日刊新聞、「中時新聞網」は高市首相について
「国会でこのような考えを示した初めての首相だ」
「各方面から反発の声が上がっている」
と報道。
その他の声として、ネット掲示板PTTの投稿も紹介しています。
- 自民党内部にも台湾を支援することに反対の人が大勢いるのに
何が『日台友好』なのか? - もともと中華民族自身の内政問題
- じゃあ1928年はなぜ中国と戦ったんだ?
(国民革命軍と日本軍の武力衝突) - 夢を見てる人はまだ米日が出兵してくれると思い込んでいる
- 日本にはとっくに中国と渡り合う力などない。現実を早く見据えた方がいい
- 日本は軍備競争と武力開発を放棄しているのにどうやって中国と戦争するんだ?
引用元:https://www.recordchina.co.jp
さらに、台湾一般市民の声をSNS上で調べてみたところ
台湾人が発信しているのかも?
という投稿を発見⇩⇩


ただし、SNSの特性上「身元」「国籍」等の属性が特定できないため、
この投稿が台湾人によるものなのかどうかは不明です。

あくまでも参考程度に・・・
以上、高市発言 台湾の反応についてご紹介しました。
また情報が入り次第、更新していきます。








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